ある日、さめちゃんはお散歩中に偶然にも海へ迷い込んでしまいました。初めて見る広大な海の景色にさめちゃんは興奮し、喜びました。そこで、たくさんの生き物たちと出会いました。
「あの魚はなんだろう?」「こんなにたくさんのウミガメ!すごい!」と、さめちゃんはいろいろな海の生き物たちに興味津々でした。その中でも、さめちゃんが一番気に入ったのは、大きなジンベイザメでした。
ジンベイザメは、さめちゃんには大きすぎて、触れることもできませんでしたが、その姿勢や迫力に圧倒されました。さめちゃんは、ジンベイザメにずっと見とれていました。
そして、さめちゃんが自分がジンベイザメのぬいぐるみであることを思い出しました。「私もジンベイザメと一緒だ」と、さめちゃんは得意げに考えました。以来、さめちゃんはジンベイザメに特別な感情を持つようになり、海に行くたびにジンベイザメを探すようになりました。